「国際交流が素敵な財産に」
小野さんにとって、このコンテストに参加して一番印象に残っていることは何ですか?
どのプログラムもとてもよく覚えていて楽しい経験になりましたが、プログラム中は韓国の受賞者の方ともずっと一緒に行動していて、とても仲良くなって毎日が新鮮で楽しかったことですかね(笑)
コンテストだけではなく、交流事業もこのコンテストの目的ですからね。
英語を使ったり、ボディランゲージでのコミュニケーションでしたがいろいろな話をしましたね。実際にはコンテストが終わった後も日本に遊びに来てくれたり、私が遊びにいったりして今も仲良くしていますよ。友達としてもパッケージデザイナーとしても素晴らしい関係を作れたことは一生に残る財産だと思っています♪
それでは、小野さんの作品についてご説明いただけますか?
この作品制作のきっかけは自分もそうだったのですが、化粧品の洗練された綺麗だったり、かわいいパッケージが捨てられてしまうのがもったいないと感じたことでした。「捨てられる事を無くす」を基本テーマにして、その中でも実用性とデザイン性を両立させることを重視しました。
なるほど。特にデザインで工夫した点はどこですか?
パッケージの花柄に合わせてミシン目を入れてることです。切り取ることで、パッケージの直線的なデザインと切り取った部分の曲線をバランスよく配置することを意識してます。切り取った部分同士が繋がって一つの線になることで、綺麗で残したくなるデザインにしてます!
最後に今後の目標にしていることがあればお教えください。
コンテストを通じても感じたことですがカッコいい、可愛いだけじゃパッケージデザインとしての役割を果たせないということ。社会的な意義を意識することが大事だなっと思っています。
小野さんの作品もその部分にはかなり注目してますよね?
そうですね!そういった観点で見てみると「SAI」みたいなエコの観点にたったパッケージデザインを形にすることはひとつ重要なんじゃないかなって思えます。社会に出ることになって、自分がデザインしたものが認められることが大きな目標ですね!